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孫正義氏の500億ドル投資 米メディアはどう見た?

 Donald Trump次期大統領への期待を受けた“トランプ景気”が株価を押し上げている。政治面だけでなくビジネス面からも次期大統領の一挙手一投足に注目が集まっているが、日本のビジネスマンが電撃的に単独会談をやってのけて米国を驚かせた。“日本の億万長者”として知られるソフトバンクグループの孫正義社長が12月6日、トランプタワーを訪問。2人は笑顔でメディアの前に立った。孫氏の狙いを米国メディアはどう見たのか?

「500億ドルを投資して5万人の雇用を創出」

 この日、45分の会談を終えた両氏はトランプタワーのホールで待ち構えていた報道陣に対し、多くは語らなかったようだ。動画付きで報じたReutersによると、Trump氏は自分の肩ぐらいの孫氏の肩に手を置き、「皆さん、こちらが日本のソフトバンクのマサだ。マサはたった今、米国に500億ドルを投資し、5万人の雇用を約束してくれた」と紹介している。孫氏は「(Trump氏の)大統領選を祝福しにきました。素晴らしいことです。米国が再び素晴らしい国になる」とコメントしている。

 孫氏はプレゼン資料をプリントアウトしたものを報道陣に見せた。そこには、ソフトバンクグループ、Foxconnの2社の社名があり、ソフトバンクグループの下には「今後4年、米国で500億ドルを投資する」「5万人の雇用を創出する」と書かれている。その部分をマルで囲み、日付と両氏のサインが書き込まれているというものだ。

 それ以上の説明は、その場ではなかったようだが、Trump氏は「自分が大統領に当選したから、マサはこれをやると決意した」とツイートした。