クラウド特捜部

国内データセンター開設から4カ月、Microsoft Azureの今を聞く

 2014年2月、日本国内にMicrosoftのパブリッククラウド「Microsoft Azure」(以下Azure)のデータセンターが開設されてから、4カ月あまりが経過した。

 この間、日本でのAzureビジネスはどうだったのか。その状況を日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 佐藤久本部長に聞いた。

日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 業務執行役員 佐藤久本部長
Azureはワールドワイドで巨大なクラウドサービスへと成長している。これだけのトラフィックやデータを世界中でさばいている

国内データセンター開設の反響は大きい

――日本国内にデータセンターを設置して、4カ月たちましたが、日本でのAzureのビジネスはどうなっていますか?

 2月に日本国内のAzureデータセンターの発表を行った後、さまざまなお客さまからお問い合わせをいただいています。その多くはテストを行っている段階のため、まだ本格的な採用と言うわけではありませんが、今後数カ月で、さまざまなお客さまにAzureを本格採用していただけると思っています。

 特に金融機関や地方自治体、中央官庁など、今まで海外のデータセンターでは社内・団体内のコンプライアンスに抵触して、クラウドサービスを利用できなかったお客さまからの問い合わせが多かったです。

 こういったお客さまは、さまざまな検討をされるため、Azureの採用には時間がかかるでしょう。ただ、日本国内にデータセンターが開設されたことで、IT関連のコンプライアンスが厳しい金融機関や大手企業においても、Azureがパブリッククラウドの採用の対象になったといえるでしょう。

 なおMicrosoftでは、ワールドワイドでAzureへの投資を積極的に行っています。投資計画としては、6カ月ごとにデータセンターの規模を倍々にしていく予定になっています。先日もブラジル南部にデータセンターを開設しました。ブラジルでは、サッカーのワールドカップや、2年後にはオリンピックも開催されます(編集注:リオデジャネイロ夏季オリンピック)。こういったことで、ブラジルにもAzureのデータセンターを開設したのだと思います。

日本にデータセンターができたことで、Azureで提供しているサービスのレイテンシが大幅に改善した

(山本 雅史)