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NTT Com、NFV技術を利用したネットワークサービスを国内提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は9日、VPNサービス「Arcstar Universal One」のオプションとして、NFV(Network Functions Virtualization)技術を活用したネットワークサービス「Arcstar Universal One アドバンストオプション」(以下、アドバンストオプション)を、同日より国内で提供開始すると発表した。

 「アドバンストオプション」は、NFV技術を活用し、仮想アプライアンスタイプのサービス導入・設定変更をオンデマンドで実現するサービス。ファイアウォールやWAN高速化などのネットワーク機器を仮想化した上で、ユーザー企業自らがポータル画面から、利用開始や設定変更を簡単かつ迅速に行える。

 海外では2014年7月より先行して提供開始していたが、今回、日本国内でもサービスが利用可能になることで、ユーザー企業自身でアプライアンス機器の購入や設定作業を行っていた従来に比べて、導入コストの削減、50%超のランニングコスト削減、数カ月から数分へのサービス納期の短縮など、さまざまな効果が期待できるとのこと。

 具体的には、1)ファイアウォール、不正侵入防御、URLフィルタリングなど、必要なセキュリティ機能をパッケージ化した「セキュアインターネットゲートウェイ」、2)物理的に離れた拠点間の通信品質を改善する「アプリケーション高速化」、3)インターネットを活用したVPN機能を提供する「IPSEC VPNゲートウェイ」、4)モバイル端末のリモートアクセスを実現する「SSL VPN」、といったオプションサービスがラインアップされる。

セキュアインターネットゲートウェイサービスを国内拠点で利用した場合

石井 一志