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EC事業者の膨大なバックヤード業務、ランサーズがクラウドソーシングで支援

 ランサーズ株式会社は1日、ECサイトの一元管理サービス「CROSS MALL」を提供する株式会社アイルと提携し、EC事業者に対し、クラウドソーシングを活用した業務効率化を支援すると発表した。日々膨大な数の商品管理をしているEC事業者やCROSS MALL利用企業が、その作業をクラウドソーシング化できることで、社内固定費の削減などを実現する。

 国内のEC市場規模は2013年時点で11.2兆円となり、増加率は前年比17.4%。EC化率も3.7%と上昇しており、今後も堅調な拡大が予想される。しかし、ECサイト事業者には、複数の通販サイト管理業務、商品更新作業、新規データ入力、PR動画の作成などさまざまな業務が発生し、それに見合った社内リソースを確保できないことが多くあるという。ランサーズのクラウドソーシングでも、EC事業者からこれらECサイトのバックヤード業務に関する発注が増えていた。

 そこでアイルと提携し、EC事業者やCROSS MALL利用企業を対象に、バックヤード業務やクリエイティブ制作を支援するプランを開始。ECサイト運営時に必要となる業務を会うとソースできるようにすることで、業務効率化、固定費の流動費化を実現するという。

 CROSS MALLは、複数ECサイトの商品登録、在庫管理、受注管理、発注管理、仕入管理が利用できる月額制サービス。

川島 弘之