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バラクーダ、ストレージ製品の新戦略「Data Protection Plus」

バックアップやアーカイブなどの製品を順次強化

 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(以下、バラクーダ)は14日、ストレージ製品の新戦略「Data Protection Plus」を発表した。重要な情報へのアクセス・保持・共有を、これまでよりも簡素化することを目的としたもので、これらを実現するための製品強化や新製品の投入を順次実施する。

 今回の強化では例えば、「Barracuda Backup」アプライアンス用OSの新版「Barracuda Backup バージョン6.0」では、クラウドまたはローカル環境における実装の柔軟性を拡張した。Hyper-Vの仮想マシン(VM)における迅速なリカバリや、最新データベースのSQL Server 2014のサポート、インターネットに接続しない状態で管理するローカルコントロールオプションなどが提供される。

 また、「Barracuda Message Archiver バージョン4.0」では、データ保持ポリシーを設定することにより、ミラーリング方式またはローテーション方式でクラウドへのアーカイブを実行可能。このクラウドアーカイブ機能により、メールサービスが有効かどうかにかかわらず、あらゆるデバイスからメールにアクセスできるという。

 また、新しく追加された検索フェデレーション機能により、複数のMessage Archiverデータベースに格納されているメッセージを、必要に応じて検索可能になった。ユーザーは、ビジネスの必要性に応じてアプライアンスを増やし、キャパシティを拡張できるのみならず、それらのデータを一括検索することができる。

 また、Protection Plus戦略の一環として、情報管理、メールアーカイブ、PST(Outlookのデータファイル)管理ソリューションを手掛ける英C2C Systemsを、米Barracuda Networksが買収した。これによって、より包括的な情報管理およびアーカイブ製品を提供できるようになり、ITのシンプル化、ストレージコストの抑制を実現するとのこと。

石井 一志