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富士ゼロックス、動画コンテンツ配信支援サービスがスマートデバイスに対応

 富士ゼロックス株式会社は22日、関連資料と動画を同期させたコンテンツをクラウド環境から配信する「Knowledge-Driveサービス」において、モバイル端末対応などの強化を行ったと発表した。強化版は同日より提供開始している。

 「Knowledge-Driveサービス」は、紙のみでは理解促進が難しい資料や取扱説明書を、動画と同期させて配信し、より詳細な情報の伝達を可能にするサービス。コンテンツを配信・視聴・検索・管理できる富士ゼロックスのソフト「MediaDEPO」を、自社のクラウド環境から提供する。

 サービスは、システム運用を代行する「MediaDEPOクラウドサービス」を基本サービスとし、コンテンツの作成や配信、ユーザー登録などを代行する「役務代行サービス(役務オプションメニュー)」もあわせて提供されている。

 今回の強化版では、Windows PCに加えてMac OSに対応。さらに、Android、iOSに対応し、これらを搭載したスマートデバイスからの視聴と登録が可能になった。モバイル端末で撮影した動画をそのままMediaDEPOクラウドサービス上に登録し、即時に展開することもできる。対応バージョンは、Androidが4.3以降、iOSが7.1以降。

 また、英語のユーザーインターフェイスが提供されたことで、海外拠点への情報発信も円滑に行えようになっている。さらに、従来は首都圏だけでしか利用できなかった「役務代行サービス」の提供地域が全国に拡大された。

 このほか新たなオプションとして、ユーザー自身が配信コンテンツを制作する場合に、編集画面の指示に従って作業するだけで動画と資料を同期できる「MediaDEPO Author」を提供。音声合成技術により、テキスト入力した内容のナレーションが自動制作できる機能を追加している。

 価格は、「MediaDEPOクラウドサービス」のスタンダードが、初期費用6万円(税別)、月額費用7万5000円(税別)から。プレミアムが、初期費用60万円(税別)、月額費用31万6000円(税別)から。MediaDEPO Authorは20万円(税別)から。役務代行サービスは個別見積もりとなる。

石井 一志