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NTTデータとGTSJ、実践型のアジャイル開発研修プログラム~インド・プネ市に滞在

 株式会社NTTデータと株式会社NTTデータ・グローバル・テクノロジー・サービス・ジャパン(以下、GTSJ)は20日、アジャイル開発の実践型研修プログラム「グローバル・アジャイル・エクスペリエンス研修」を、6月1日より販売開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 「グローバル・アジャイル・エクスペリエンス研修」は、NTTデータとGTSJがこれまでに蓄積したアジャイル開発の技術力とノウハウをもとに開発した、8週間の研修プログラム。アジャイル開発および、クロス・カルチャー・コミュニケーションについて日本国内で計1週間の研修を受講した後、インドのプネ市において、1週間のビジネスイングリッシュクラスと、6週間のアジャイル開発実践を行うという。

 具体的には、国内では、Scrumによるアジャイル研修(座学と演習)を8時間、クロス・カルチャー・コミュニケーション研修を8時間実施。インドでは、40時間のビジネスイングリッシュ研修を行った後、1チームあたり3~7名程度のチームを構成し、開発メンバーとして実際にアジャイル開発手法にのっとったソフト開発を行う、実践形式での研修を6週間繰り返し実施する。

 なお両社によれば、一般的な研修とは異なり、受講者の能力開発をする上での、座学ではなく体験する場、グローバル環境での振る舞いを理解する場としても機能するとのことだ。

 参加人数は10~20名程度で、参加条件として、2年以上の開発経験と、TOEIC 700点以上が推奨されている。

 NTTデータグループでは、これによってグループ内のアジャイル開発人材を育成するほか、大学やユーザー企業に対して人材育成の場を提供し、国内ユーザー企業におけるアジャイル開発の採用を促進したい考え。売り上げとしては、2015年度までの2年間で3億円を目指している。

(石井 一志)