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コムスクエア、VMwareハイパーバイザーの監視にも対応した統合監視ツール新版

 株式会社コムスクエアは7日、サーバー/ネットワーク統合監視ツールの新版「パトロールクラリス Ver.3.8」を6月より提供開始すると発表した。Windows Server 2012シリーズの監視に正式対応するほか、VMware ESXiハイパーバイザーの監視が可能になるなど、機能が大幅に強化されている。

 パトロールクラリスは、サーバーやネットワーク機器のリモート監視を、エージェントレス方式で行えるソフト。新版では、VMware ESXiの監視機能を新たに搭載しているのが最大の特徴で、エージェントレス方式によりハイパーバイザーへ接続できるため、仮想環境のホストOSにあまり負荷をかけることなく、167項目ものさまざまな観点から詳細に監視を行えるという。

 また、既存システムで物理・仮想の両環境が混在している場合でも、1台の監視マネージャーで統合運用監視が行えるほか、遠隔地やクラウド環境への監視も自社開発のコントロールIPサーバーを利用して一括管理できるとした。

 さらに、自動・手動による社内システムの探索機能を利用し、クラウド環境やオンプレミス環境を可視化する「マップ管理機能」も新たに搭載している。

 なお取得した障害情報は、障害内容の絞り込みやマーキング、サウンド連携をリアルタイムに行える障害モニタ「アラートビュー」や、出力項目、グラフ表示方法のカスタマイズに対応したレポーティング機能(HTML、PDF、CSV出力装備)を用いて管理できるとのこと。

(石井 一志)