ネットマークス、「Riverbed Stingray Traffic Manager」の提供を開始
~VMware、Oracle VM、Citrix XenServer上では、仮想アプライアンスでの提供も可能
株式会社ネットマークスは11月27日、米Riverbed Technology, Inc.のソフトウェアL7ロードバランサー「Stingray Traffic Manager」の提供を開始すると発表した。主にデータセンター事業者向けに拡販、初年度100ライセンスの販売を見込む。
「Stingray Traffic Manager」は、サーバー上のコンテンツに対し大量にアクセスがあった場合の負荷分散を仮想基盤上で行うことが可能なソフトウェア。すでに株式会社TOKAIコミュニケーションズのクラウドサービス「BroadCenter クラウドプラットフォームサービス」における「専用ロードバランササービス」への採用が決定しているという。ネットマークスでは、
「Stingray Traffic Manager」は、SSL通信で送受信されるデータをロードバランサーで暗号化・復号化する「SSL アクセラレータ」機能を標準搭載。HTTPやFTPなどアプリケーション情報をベースに振り分けるL7レベルの負荷分散処理に対応する。プラットフォームは、LinuxまたはSolarisを搭載した物理・仮想環境に対応。また、VMware、Oracle VM、Citrix XenServer上では、仮想アプライアンスでの提供も可能で、通常のソフトウェアと比べセットアップの手間が低減できる。
ネットマークスは、負荷分散システムを提供してきた導入ノウハウを生かして、今回仮想環境での動作が可能な「Stingray Traffic Manager」の販売を開始。従来のハードウェアアプライアンス製品と比べ納期が短く、導入までの日数を大幅に短縮可能だという。
ネットマークスでは、利用ライセンス数に応じた月額課金体系やライセンスの事前払い出しが可能なメニューを準備しており、顧客企業の需要に合わせた柔軟なサービス提供が可能だとしている。