日立システムズ、プラットフォーム性能分析ツールの米Cumulus Systemsを買収


 株式会社日立システムズ は、データセンターやクラウドサービス事業者向けプラットフォーム事業、仮想化ソリューション事業、グローバル事業の強化を目的に、米国のソフトウェア会社Cumulus Systems Incorporatedを買収したと発表した。買収金額は非公開。

(CEO:Arun Ramachandran、本社:米国カリフォルニア州マウンテウンビュー市/以下、Cumulus Systems社)を買収しました。

 Cumulus Systems社は、2006年8月設立。本社を米カリフォルニア州 マウンテウンビュー市に置く。代表者はCEOを務めるArun Ramachandran(アルーン・ラマチャンドラン)氏。Windows、UNIX、LinuxなどのOSや、VMware、Microsoft Hyper-Vなどの仮想環境、ストレージなど、プラットフォームの性能を分析するツールを開発・販売。また、インドに開発子会社「Cumulus Private limited」を持つ。

 Cumulus Systems社ではグローバル市場で事業を展開するハードウェアメーカーやシステムインテグレーター向けに性能分析ツールを販売するほか、インドの開発子会社でのオフショア開発も提供している。

 日立システムズはCumulus Systems社の買収により、性能分析ツールを活用して、データセンターやクラウドサービス基盤を持つ事業者向けのプラットフォーム事業や、企業向けの仮想化ソリューション事業の提案力を強化する狙い。

 今後は、Cumulus Systems社との人材交流を図っていくほか、日立システムズの強みであるデータセンター運用技術・ネットワーク技術と、Cumulus Systems社の性能分析ツールの強みを生かした新製品・新技術の創出を目指すとしている。

 

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