日立Sol、Androidで持ち出せるスタンドアロン型ポータブルGIS
通信回線が途絶えても地図情報を活用可能
株式会社日立ソリューションズ(以下、日立Sol)は、Android端末用ポータブル地理情報システム(GIS)「GeoMation for Android Standalone Edition」を13日より発売する。設備管理業務や営業活動などフィールド業務の現場において、通信環境が未整備な場所でもAndroid端末の直感性を生かした操作で、地図および地図に結びついた業務データの検索・参照が可能となる。通信を介さないため、災害時のBCPツールとしても利用できるという。
システム概念図 |
現在、スマートデバイスの浸透とともに地図データの手軽な利用が進んでおり、位置情報を持つ属性情報(設備、顧客情報、車両位置など)や統計データを統合して扱う設備管理や営業・顧客情報管理システムにおいてもスマートデバイス対応のニーズは拡大している。また、山間部などの通信が困難な場所でもデータ参照を行いたいという要望があるという。
GeoMation for Android Standalone Editionは、サーバーが不要なスタンドアロン型で、Android端末だけで利用可能なポータブルGIS。GISで管理している地図と業務データをAndroid端末に格納することで、現場に持ち出して活用できる。スタンドアロン型なのでサーバーを利用するよりも高速なレスポンスを実現するほか、データ通信が不要なので、現場の通信サービス状況にかかわらず利用が可能。山間部などや災害時のように通信回線が途絶えている状況でも活用できる。
拡大・縮小機能や表示縮尺に応じたレイヤー自動制御機能も搭載。幅広い範囲の地図であっても迅速な位置検索と分かりやすい地図表示が可能。また、地図情報の大量印刷による紙地図作成・持ち出しが不要となるため、紙地図の生成コストも削減できる。