日本ユニシス、モバイル端末と社内システムをつなぐ「mobiGate」

iOS/Androidと携帯電話にも対応するクラウド型ゲートウェイ


mobiGate概要図

 日本ユニシス株式会社は1日、iOS/Android端末およびフィーチャーフォンから企業システムを利用するためのクラウド型モバイルアクセスゲートウェイサービス「mobiGate」の提供を開始した。

 モバイル端末をmobiGate経由で接続すると、メール・スケジュールなどのグループウェア、企業内のWebサイトやファイルサーバー、SFA/CRMソリューションなどの企業システムが、短期間で安全に利用できるという。iOS/Android搭載のスマートデバイスのほか、フィーチャーフォンにも対応、特定の端末機種や通信キャリアに依存することなく利用できるのが特長。

 企業なネットワークに接続した端末側にはデータを持たせないほか、ユーザーごとの利用システム制限、端末識別番号によるアクセス認証、暗号化通信などのセキュリティ機能を備える。

 クラウド型とオンプレミス型の2つの導入形態が選択でき、端末側でのセキュリティや機能制限などの個別設定が不要なため、BYOD(私物端末の業務利用)も短期間で実現できるという。

 価格は、グループウェアへの接続利用の場合で月額800円(税別)/ID(クラウド型、最小10IDより)。今後5年間で100社への導入を目指す。

スマートデバイスでの利用イメージフィーチャーフォンでの利用イメージ

 なお、日本ユニシスでは、mobiGateの提供開始と合わせ、グループでの自社利用も開始。これまでもワークスタイル変革のため、USB型認証キーを使った「SASTIKサービス」や、DaaSサービス「ICT仮想デスクトップサービス」を自社に適用し、事業継続対策や在宅勤務制度に取り組んできたが、今後は外勤の多い営業職を中心にmobiGateを展開してBYODを促進し、顧客と従業員からのフィードバックによる一層のサービス改善に努める方針。

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(川島 弘之)
2012/11/1 12:43