サイオス、ビッグデータを容易に活用できるクラウド「Treasure Data Service」


 サイオステクノロジー株式会社(サイオス)は29日、米Treasure Dataと、ビッグデータの活用を容易にするクラウドサービス「Treasure Data Cloud Data Warehousing Service(以下、Treasure Data Service)」の販売パートナー契約を締結し、国内での販売を開始した。

 これまで企業がビッグデータを蓄積して活用するには、高価な専用ハードウェアやデータベースソフトを用いたシステムを構築・運用する必要があった。近年ではHadoopに代表されるOSSを活用することで、従来よりも比較的低コストでシステムを構築できるようになったが、これらのソフトを使いこなすには高度な専門知識が必要となるため、自社でシステムを導入できる企業は限られていた。

 Treasure Data Serviceは、このようなソフトを利用したシステムをクラウドサービスとして提供することで、ソフトに関する高度な専門知識を持たない企業も容易に導入できる大規模データ活用基盤を提供する。

 サイオスはユーザー企業がより早く、手間をかけずに「Treasure Data Service」を導入できるよう、大規模データのインポートや定期アップロードの設定、複数データの統合、各種BIツールとの連携といった導入のための支援サービス「SIOS Support for Treasure Data(SSTD)」を提供する。

 Treasure Data Serviceは、データ容量と処理能力によるサブスクリプションとなっており、最小構成で月額15万円から利用可能。SSTDは要望に応じて個別見積もり。

関連情報
(川島 弘之)
2012/10/30 06:00