NTTデータ、無線LAN環境の管理・認証機能をSaaSで提供する「無線LANおまかせサービス」


 株式会社NTTデータは24日、無線LANの管理機能や認証機能をクラウドから提供するサービス「無線LANおまかせサービス」を発表した。11月1日より提供開始する。

 「無線LANおまかせサービス」は、社内無線LANの管理サーバー、認証サーバーなどをクラウドセンターで共同利用することで、個別でシステムを構築する場合にくらべて安価に無線LAN環境を提供可能にするサービス。共同のセンター設備を利用するため、ユーザー側で特別な環境を用意する必要はなく、少ないアクセスポイント(AP)で試験的に導入し、徐々に拠点を増やしていくといった柔軟な導入にも対応する。

 また導入期間についても、従来は数カ月かかっていた無線LANシステムの導入期間を、5~10営業日まで短縮できるとのことで、ビジネス要件への迅速な対応を実現したとのこと。さらに無線LANの運用・保守・資産管理に関しても、クラウドセンターから一元的に行うことで、運用負荷の軽減が可能とした。

 なお、無線LAN環境でのセキュリティを担保するために、スマートデバイスに電子証明書をインストールする場合でも、煩雑な作業を廃し、ボタン1つで容易にインストールできるとしている。

 価格は、AP1つあたり、初期費用が1万8000円(税別)から、月額が2800円(税別)から。NTTデータでは、今後3年間で25億円の売り上げを目指している。


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(石井 一志)
2012/10/24 16:12