日本IBM、監視メッセージ処理の効率化を支援するアセスメントサービス


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は22日、監視メッセージの最適化をアセスメントする「監視メッセージ最適化アセスメント・サービス」を発表した。日本IBMの製品だけでなく他社製の監視ツールも対象としており、膨大かつ多様な監視メッセージに対して、より効率的な最適化を支援するという。価格は180万円(税別)から。

 「監視メッセージ最適化アセスメント・サービス」は、サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などのさまざまな機器やアプリケーションから生じる、監視や運用に関するエラー、警告のメッセージを効率良く処理するためのサービス。現状調査、データ分析、分析結果の報告、監視標準案作成といった内容を、標準では約3週間で実施する。

 最初のフェーズでは、IBMワトソン基礎研究所が開発したツールを活用してエラーや警告のメッセージを解析し、複数の機器やアプリケーションにわたる相関関係を時系列で抽出。次のフェースでは、日本IBMの専門家が相関関係を分析して、不要なメッセージの抑止や根本原因となるエラー事象を特定するための設計案を提示する。

 またこれらをもとに、現状結果の評価レポートや今後の監視標準案を提示することで、企業は将来に向けた監視メッセージ最適化のための対策立案に役立てられるとしている。

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(石井 一志)
2012/10/22 11:37