中北薬品の基幹ネットワークを次世代ファイアウォール「PAシリーズ」で保護


 パロアルトネットワークス合同会社は7日、ICソリューションズ株式会社が、医薬品総合商社の中北薬品へ次世代ファイアウォール「PA-5020」を導入し、運用を開始したと発表した。

 名古屋市に本社を置く中北薬品は、1726年に創業した油問屋を期限とし、薬種問屋から発展してきた医薬品流通の老舗。その約40カ所の拠点で利用する基幹システムを受託運用しているのがICソリューションズ。

 中北薬品の基幹ネットワークのゲートウェイに導入されたPA-5020は、スループット5Gbps(脅威防御使用時2Gbps)の性能を持ち、アプリケーションやユーザーなどを可視化・制御する機能を持つ。

 ICソリューションズは次世代ファイアウォールを採用した理由を「従来のファイアウォールはTCP/IPポートの開閉で制御してきたが、設定したポリシーが意図したように適用されているのか、あるいはパケットのドロップがどれだけあるのか、ログを逐一追う必要があり、大きな負担となる。新たなセキュリティの脅威に対応するには、アプリケーションレベルでのトラフィック可視化・制御が必要と考え、将来を見据えて採用した」と述べている。

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(川島 弘之)
2012/8/7 13:58