日本HP、15型タッチスクリーン一体型のPOS端末


HP RP7

 日本HPは20日、15型タッチスクリーンを搭載したPOS端末に最適なPC「HP RP7 Retail System Model 7800(以下、HP RP7)」と専用オプション5製品、対応周辺機器2製品を発表した。7月26日より販売し、9月下旬より出荷を始める。

 HP RP7は、店舗のインテリアに合わせやすい黒を基調とした、スタイリッシュな探知スクリーンモニター一体型のPOS端末向けPC。ディスプレイ部は確度や高さを自在に変更できるため、スペースなどに併せて利用できるほか、ディスプレイを寝かせて利用すれば、視界の妨げにならずに顧客とのより緊密なコミュニケーションを実現するという。

 専用オプションは「デュアルヘッド磁気カードリーダー」(1万2360円)、「指紋リーダー」(1万5750円)、「Webカメラ」(6300円)、「RP7 VFDカスタマーディスプレイ」(2万9400円)、「RP7 10.4" カスタマーディスプレイ」(6万3000円)。周辺機器は「スタンダードキャッシュドロアー」(1万3650円)、「Serial/USB レシートプリンター」(5万400円)。専用オプションは、ディスプレイの周縁部に直接USB接続で装着可能。本機以外に余計なスペースを必要とせず、レジ周りをすっきり見せられるという。

 PCとしても優れたパフォーマンスを備える。HP RP7は、Core i3、DDR3メモリ、大容量HDD/SSDなど、法人向けデスクトップPCと同等の基本性能を備える。プリインストールOSもPOSの用途に特化した「Windows Embedded POS Ready 2009」と、Officeなども利用できる「Windows 7 Professional」から選択可能。

 また、最新のセキュリティ標準に合わせて開発された強化型BIOSを搭載した。自己暗号化ドライブによるパフォーマンス劣化のない暗号化処理、BIOSからUSBポートの個別の無効か設定が可能など、高いセキュリティレベルを実現している。

 組み合わせの自由度が高い汎用設計も特長。レシートプリンターなどに用いる24V Powered USB、スキャナーなどに用いる12V Powered USB、Yケーブルの使用により2台のキャッシュドロアーを接続できるキャッシュドロアーポートなど、多彩なインターフェイスを備える。VESA規格にも準拠し、台座から本体を取り外すことも可能なため、壁掛け型としての利用も可能で、ドライブスルーPOSや多機能型デジタルサイネージ、情報キオスク端末など、店舗の環境、用途に合わせて幅広い用途に活用できるとしている。

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(川島 弘之)
2012/7/20 12:05