サイバートラスト、「カーボン・オフセット」付きEV SSL証明書


 サイバートラスト株式会社は11日、認証業界で国内初となる「カーボン・オフセット」付きEV SSL証明書「SureServer EV」を発売した。第1号ユーザーとしてライフネット生命保険株式会社に採用されることが決まっているという。

 同サービスは、社会・環境貢献に取り組む企業の支援を目的とした取り組み。サイバートラストのWebサイト運営によって発生するCO2を、カーボン・オフセットプロバイダのRAUL株式会社を通じて取得したCO2排出権によって相殺し、そのクレジットを新規でEV SSL証明書を導入する企業に対し、無償で提供するもの。

 カーボン・オフセット付きEV SSL証明書を導入した企業は、その利用を通じて、1ライセンスごとに国連が認証する排出権クレジット1t分を日本政府に寄与することとなり、日本の温室効果ガス削減に貢献できる。

 カーボン・オフセットは付加価値として無償で付帯されるため、証明書費用以外の費用は発生しない。これにより、企業の実在性の証明において信頼性の高いEV SSL証明書の導入を促進する狙いもあるという。

 同社では今後も環境に配慮した企業活動を推進し、排出権クレジットに続く環境貢献の取り組みとして「グリーン電力、植林」への展開なども視野に入れ活動するとしている。

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