IDC Japan、国内パブリッククラウドサービス市場予測~2016年には3400億円市場に


 IT専門調査会社 IDC Japan株式会社は8日、国内パブリッククラウドサービス市場予測を発表した。2011年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は前年比45.9%増の662億円の見込み。国内パブリッククラウドサービス市場は拡大を続け、2016年には、2011年の5.2倍にあたる3412億円規模になると予測している。

 同予測では、2011年の国内パブリッククラウドサービス市場は、提供ベンダーが増加すると共に、サービス内容の拡充が急速に進み、中でもクラウドプラットフォーム(PaaS: Platform as a Service)、クラウドインフラストラクチャ(IaaS: Infrastructure as a Service)および産業特化型SaaS(Software as a Service)は著しく発展したとレポート。パートナーエコシステムも充実が見られるとした。

 2012年以降の国内パブリッククラウドサービス市場については、市場規模の拡大に伴い、2012年をピークに前年比成長率は低下していくものの、高い成長率を維持。中でもPaaS市場が本格的に発展し市場拡大をけん引すると分析。国内PaaS市場は、2015年に1000億円規模を超え、国内パブリッククラウドサービス市場において、最大規模のセグメントになると予測している。

 今回の発表について詳細は、IDCが発行したレポート「国内パブリック 国内国内パブリッククラウドサービス市場 2011年の実績と2012年~2016年の予測」(J12280102)で報告されている。


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