CTCと日本IBMが提携強化、Power Systems・DB2関連ビジネスを推進

CTCが包括的保守サービスやDB2移行アセスメントなどを提供


 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は18日、ITインフラ分野で協業を強化すると発表した。

 これに伴いCTCでは、日本IBMのUNIXサーバー「IBM Power Systems」とデータベース管理ソフト「IBM DB2」の販売を強化するほか、CTCが販売する両製品に対し、オンサイト障害対応、障害調査、切り分け再現検証といった包括的保守サービスを提供する。

 CTCが販売・サポートを強化したのは、多様化する顧客の要望に応えるのが目的で、Power SystemsとDB2の両製品において、国内でこうした販売・保守体制を整えたのは、SIerとしてはCTCが初めてという。

 一方の日本IBMでは、CTCの販売活動およびCTCによる保守サービスを支援する。

 またCTCは同日より、ランニングコストの削減を目的として他社データベースからの移行を検討するユーザーに向け、移行アセスメントからシステム構築、保守・運用までトータルでサポートする「DB2移行アセスメントサービス」を提供開始する。

 このサービスでは、DB2への移行にあたって注意すべき事項をレポートにまとめて提供するほか、その結果に基づいて最適な移行手法を提案するとのこと。また、以前から提供しているマルチベンダー製品によるデータベースソリューションに加えて、IBMサーバー上で他社OS、ミドルウェアなどを組み合わせて提供開始するとしている。

 なおCTCは今回の取り組みにより、今後3年間で50億円の売り上げを目指すとのこと。

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(石井 一志)
2012/4/18 12:45