個人向けWindows Vistaのサポート期間が2017年まで延長、7は2020年まで


 日本マイクロソフト株式会社は、Windows Vistaのコンシューマー製品(Starter、Home Basic、Home Premium、Ultimate)のサポート期間を2017年4月11日まで延長することを明らかにした。これまでは、サポート期間は2012年4月10日までとしていたが、さらに5年間の延長サポートを提供する。

 マイクロソフトでは、製品のメインストリームサポート期間を最低5年間(または次期製品の発売日から2年間)と定めており、ビジネス製品についてはさらに5年間の延長サポート期間を設けている。延長サポート期間には、無償インシデントサポートなど一部のサポートが受けられなくなるが、セキュリティ更新プログラムは引き続き提供される。

 2007年1月25日に発売されたWindows Vistaは、メインストリームサポートの終了日が2012年4月10日となっており、コンシューマー製品であるStarter、Home Basic、Home Premium、Ultimateの各エディションは、その時点ですべてのサポートが終了となる予定となっていた。

 今回の決定により、Windows Vistaはコンシューマー製品、ビジネス製品とも2017年4月11日までの延長サポートが提供されることになる。その間は、マイクロソフトからセキュリティ更新プログラムが提供され、ユーザーはWindows Vistaを使い続けられる。

 日本マイクロソフトの広報部によれば、ユーザーによりわかりやすくサービスを提供することなどを目的に、コンシューマー製品もビジネス製品と同様に5年間の延長サポートを提供することを決定したという。

 Vistaよりも前のバージョンであるWindows XPでも、メインストリームサポートは2009年4月14日に終了しているが、コンシューマー製品(Windows XP Home Edition)についても利用者が多いことなどを理由に、2014年4月8日までの延長サポートが提供されている。

 また、Windows 7のコンシューマー製品(Starter、Home Basic、Home Premium、Ultimate)についても同様に、延長サポートを2020年1月14日まで提供することが決定した。メインストリームサポート期間は2015年1月13日まで。

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