日立システムズ、マルチベンダーのIT機器に対応した保守・運用支援サービス「Make IT Simple Premium」


 株式会社日立システムズは26日、マルチベンダーのIT機器を対象に、調達や保守サポート提供するサービス「Make IT Simple Premium」を発表した。同社の長年にわたる経験と技術、全国のサポート拠点、コンタクトセンターやリモート監視基盤を活用し、ユーザー企業のコスト削減を支援するという。価格は個別見積もり。

 「Make IT Simple Premium」は、オフィスや店舗、工場などで利用するさまざまなベンダーのIT機器を対象に、調達や保守サポート、障害対応などをワンストップで提供するソリューション。従来、日立システムズでは中堅・中小企業を主な対象として、25種類のIT機器に限定した「Make IT Simple」を提供してきたが、今回のサービスでは対象を限定せず、マルチベンダーのさまざまなIT機器について、調達から保守までを一括支援するという。

 具体的には、PCやサーバー、ストレージから、ルータなどのネットワーク機器、UPS、プリンタ・複合機、ディスプレイ、ハンディターミナル、バーコードリーダーまで、さまざまなIT機器が対象。日立システムズが、これらのベンダーに対する支払いや問い合わせの一括受付窓口となって、ユーザー企業に代わり、各ベンダーへの障害連絡や問い合わせを実施する。また、業務アプリケーションのサポートも受け付けるほか、ハードウェアの障害時には、予備機の配送や交換、設定回復などの作業を担当し、迅速な復旧を支援するとのこと。

 これによって、ユーザー企業は業務効率の向上とIT機器調達コスト、運用・保守コストを削減するとともに、本来の業務に集中できるようになる。

 日立システムズでは、業種や規模を問わず拡販を推進する考えで、2015年度末までに累計220億円の売り上げを目指す。


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