富士通SSL、スマートフォンの認証強化製品「SHieldMobile」


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は、スマートフォンの認証強化製品「SHieldMobile」を12月1日より販売する。

 SHieldMobileは、ユーザーID・パスワード認証に加え、端末の機体識別情報を利用した二要素認証を行うことで、スマートフォンから社内イントラネットへのセキュアな接続を実現する。特徴は同社独自の技術により不可逆変換した機体識別情報を認証に利用する点で、これによりプライバシーに配慮。端末紛失時はサーバー側で機体識別情報を消去することで、ユーザー単位ではなく端末単位でリモートアクセスを遮断できるため、高いセキュリティを実現するという。

 SSL-VPN機器としては、幅広い端末に対応するジュニパー製「Juniper Networks SAシリーズ」や「Juniper Networks MAGシリーズ」との連携動作を確認済み。両製品を連携導入することで、さらに強固なスマートフォンでの端末認証を可能とし、セキュアなリモートアクセス環境を実現するとしている。

 SHieldMobileの価格は78万7500円、年間保守費が15万7500円。対応端末はAndroid 2.2/2.3/3.0、iOS 4.3/5.0(予定)のiPhone/iPad。発売日はAndroid版が12月1日、iOS版が2012年2月1日。同社は2年間で50社への販売を目指す。

関連情報
(川島 弘之)
2011/11/9 15:17