ACCESSとベリサイン、SSLクライアント認証が可能なAndroidブラウザ

証明書簡易インストール機能を実装


 株式会社ACCESSと日本ベリサイン株式会社(ベリサイン)は26日、SSLクライアント認証対応の企業向けAndroidブラウザ「NetFront Life Browser Enterprise Profile」を発表した。SSLクライアント認証用電子証明書を容易にインストールできる連携機能を備える。11月中に提供を始める。

 ACCESSが、企業向けにSSLクライアント認証などのセキュリティ機能を強化した「NetFront Life Browser Enterprise Profile」を開発。ベリサインが同ブラウザに対して、スマートデバイス向け電子証明書発行サービス「ベリサイン マネージドPKI for Device(以下、MPKI for Device)」から、容易に証明書をインストールできるアプリを開発した。

 同ソリューションを活用することで、Android端末において、SSLクライアント認証による強固な認証が実現。企業はAndroid端末を利用した、より安全な電子取引・情報配信・社内システムの構築が可能になるとしている。

 同ブラウザの特長は、MPKI for Deviceからインポートされた電子証明書をセキュアな環境で保存する仕組みを備えるほか、証明書とクライアント認証サイトを事前にユーザー側で連携できるようにすることで、サイト接続時の認証処理をノンストップに行える点。証明書の管理においては、証明書のサイト連携、詳細表示、削除処理などを容易に行えるUIを採用したという。

 アプリ側の特長としては、証明書を取得するだけでなく、同ブラウザの証明書格納ストアへ直接インポートできる。同アプリを使うことで、ユーザーの操作を可能な限り簡便なものにし、証明書の申請・取得がスムーズに行えるという。

 同ソリューションは、10月26日~28日まで幕張メッセで開催されている「第1回スマートフォン&モバイルEXPO秋」にてデモ展示を行っている。

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