富士通、企業向けPC「ESPRIMO」「LIFEBOOK」のラインアップ一新

世界最小クラスのウルトラスモール型デスクトップなど


ウルトラスモール型「ESPRIMO B531/D」

 富士通株式会社は12日、企業向けPC「ESPRIMO」「LIFEBOOK」のラインアップを一新した。CPUやメモリなど基本性能を向上した全8シリーズ39機種を同日より販売する。

 新ラインアップでは省スペース製を追求し、デスクトップPCでは世界最小クラスを実現したというウルトラスモール型「ESPRIMO B531/D」を提供。省スペース型「ESPRIMO D581/D」に比べて、設置容積を約85%削減している。液晶ディスプレイ背面にPC本体を取り付けられるモニターマウントキットもオプションで用意。新機能として「ディスプレイの電源を切る」ユーティリティをプリインストールしており、画面上のアイコンをクリックするだけでディスプレイの電源オフが可能となっている。

 「ESPRIMO B531/D」の主なスペックは、Celeron G530T/Core i3-2120T、2GBメモリ、160GB HDD、USB×6ポートなど。価格は、Celeron G530Tモデルが12万2000円(税別)、Core i3-2120Tモデルが13万4000円(同)。

 ノートPCでは、待機電力を限りなくゼロに近づけ、電源オフ時や休止状態時に必要以上の電力供給をストップする省エネ機能「ECO Sleep」に対応した「ゼロワットACアダプタ」を全モデルに搭載。また、ACアダプタ接続時でも、あらかじめ設定した時間帯で自動的にバッテリから電源を供給する「ピークシフト」機能も全モデルにプリインストール。そのほか、液晶ディスプレイの起動調節や使用しない機能の無効化を簡単に設定できる「省電力ユーティリティ」を提供するなど、省電力化に努めた。

 スペックの一例として、15.6型ワイドの「LIFEBOOK A561/D」では、Celeron B710/Celeron B800/Core i3-2330M/Core i5-2520M/Core i5-2540M、2GBメモリ、250GB HDDなど。価格は13万1700円(税別)から。

 なお、「ESPRIMO」「LIFEBOOK」は、富士通アイソテックで製造したデスクトップPCを「伊達モデル」、島根富士通で製造したノートPCを「出雲モデル」とし、Made in Japanによる高品質と、企画・開発から製造・サポートまでをトータルで行う国内一貫体制を生かし、各種プロモーションを展開していくという。

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(川島 弘之)
2011/10/12 11:44