JBS、サーバーやクライアント端末を一元管理するSaaS「JBS Managed Endpoint」


 日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)は3日、サーバーやクライアント端末の一元管理機能を提供するSaaS型サービス「JBS Managed Endpoint」を発表した。ベースのソフトウェアとしては、日本IBMのエンドポイント統合管理ソリューション「IBM Tivoli Endpoint Manager」を利用しているとのことで、同日より販売を開始する。

 「JBS Managed Endpoint」は、サーバーやクライアントPC、スマートフォンなどを一元管理できるSaaS型のサービス。社内にあるサーバーやクライアント端末のみならず、社外へ持ち出した機器に対しても、資産管理、パッチ管理、セキュリティ対策などが実施できるという。またSaaS型での提供になることから、機器の自社設置や専任の運用管理者が必要なく、コストを抑えた端末管理を実現するとした。

 サービスは全部で5つのメニューから構成されている。「ライフサイクルマネジメント」では、サーバーやクライアントPCのライフサイクル全体をカバーする運用管理機能を提供。資産管理やパッチ適用、追加アプリケーションのインストールからバージョンアップ、ライセンス管理といった機能が用意される。

 2つ目の「セキュリティコンプライアンス」では、OS設定やパッチ、追加アプリケーションまでを網羅するセキュリティ運用サービスを提供。また3つ目の「パッチマネジメント」を利用すると、適用が必要なセキュリティパッチを自動選別して可視化できるため、適用実施の判断を一目で認識できるという。

 このほか、4つ目の「パワーマネジメント」は、クライアントPCの利用形態にあわせ、使用電力の削減支援を提供。最後の「資産管理」は、サーバーやクライアントPCの資産管理に特化したサービスで、資産情報の収集・可視化機能が提供される。

 参考価格は、「パワーマネジメント」の場合、クライアントPC1台あたり月額250円。初期費用は不要となっている。

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