ブロケード、光ファイバー接続に対応したコンパクト型アプリケーションデリバリコントローラ


 ブロケード コミュニケーションズ システムズ株式会社(以下、ブロケード)は21日、銅線と光ファイバーに両対応するアプリケーションデリバリコントローラ「Brocade ServerIron ADX 1000F」を発表した。

 ServerIron ADX 1000Fは、コンパクト型のアプリケーションスイッチで、1000BASE-Tなどの銅線のみならず、光ファイバー接続に対応できる点が最大の特徴。光ファイバー接続固有の価値を生かして、帯域幅を最大限に高められることから、消費電力を最大50%削減できるほか、セキュリティの向上も期待できるという。また、高密度集約により、スペース的な制約のあるユーザーにもメリットを提供できるとした。

 もちろん、既存のServerIron ADX製品が備えるアプリケーション最適化機能を搭載しており、既存インフラを効率的に使用しながら、アプリケーション性能を高速化し、アプリケーションの可用性を向上させられるとのこと。

 導入対象はさまざま考えられるが、ブロケードによれば、特に、大規模クラウドサービスを手掛けるプロバイダ、グローバル展開している金融機関、政府機関において価値を生かせるという。

 例えば金融機関などのエンタープライズでは、小さな設置面積で稼働でき統合によるコスト削減が可能なこと、政府機関ではセキュリティ性能が優れること、大規模クラウドサービスプロバイダでは柔軟な容量管理と大規模な拡張性を備えていることが生きるとした。

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