開発コード名“Mango”こと「Windows Phone 7.5」がRTM段階に


 米Microsoftは26日(米国時間)、Windows Phone 7の新版「Windows Phone 7.5」のRTM(製造工程向けリリース)を、メーカー向けに提供開始したと発表した。「Mango」の開発コード名で呼ばれていた製品で、今回より日本語版が提供されるほか、既存ユーザーへのアップデートも行われる予定とのこと。

 Windows Phone 7.5では、コミュニケーションを重視しており、Windows Live、Facebook、Twitter、LinkedInなどのさまざまなSNSを標準でサポート。友人や同僚との長いメールのやりとりを支援する「Conversation View」、テキスト、IM、Facebookのチャットなどを1つに集約するスレッド機能などを搭載する。

 また、マルチタスクやコピー&ペーストに対応するほか、WebブラウザはInternet Explorer 9(IE9)を搭載しているため、HTML5への対応や、GPUハードウェアアクセラレーションによる表示速度の改善などが行われている。

 なお日本時間の27日には、KDDIから、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製のWindows Phone 7.5搭載端末「Windows Phone IS12T」が発表された。9月以降の発売を予定しているという。


KDDIから発売される予定の、Windows Phone IS12T
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