JBS、クラウド環境と社内のAD統合を実現するOffice 365ユーザー向けのクラウドサービス


 日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)は15日、株式会社ビットアイルと協業し、Office 365利用企業向けの統合認証環境サービス「ID Link for Microsoft Office 365」を提供すると発表した。同日より販売を開始する。

 Office 365では、Active Directory Federation Service(ADFS) 2.0を採用しているユーザーに対し、シングルサインオン(SSO)環境を提供でき、Active Directory(AD)管理を自社システムに集約することができる。しかし、ADFSの利用するためのサーバー群を、ユーザー側で準備する必要があった。

 今回提供される「ID Link for Microsoft Office 365」では、ADFS利用に必要なサーバー群を、ビットアイルデータセンター内のクラウド環境上に設置し、月額課金のサービスとして提供するため、顧客企業は自社内にシステムを構築することなく、Office 365へのSSO環境と、既存ADとのアカウント同期を実現できるという。

 導入にあたっては、ADFSをスムーズに適用できるサービスパッケージが用意されているので、自社のオンプレミス環境への導入と比べて、短期間で導入できるほか、用途・目的にあわせた拡張構成も可能とのこと。

 提供価格例として、2400ユーザー、基本構成の場合は、初期費用が300万円(税別)、月額費用が42万5000円(同)となっている。

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