NEC、LAN/SAN環境を統合可能なスイッチ「Brocade 8000」の取り扱いを開始


 日本電気株式会社(NEC)は12日、LAN/SAN両対応のネットワークスイッチ「Brocade 8000」を同日より販売開始すると発表した。

 Brocade 8000は、ブロケードが開発しているボックス型スイッチ。ファイバチャネル(FC)に加えて、Ethernetを拡張したData Center Bridging(DCB)を1つのスイッチに搭載しており、DCBをインフラとして利用するFCoE(Fibre Channel over Ethernet)に対応している。

 SAN/LAN共通のインターフェイスを持つサーバー側にCNA(Converged Network Adapter)を搭載し、この製品を合わせて使うことにより、SAN/LANの通信データを1台で扱えるため、スイッチやインターフェイスボード、ネットワークの集約が可能になり、初期導入/運用コストの低減が図れる点がメリットという。

 また、動作保証温度40℃を実現していることから、NECのサーバー「Express5800シリーズ」、ストレージ「iStorageシリーズ」の動作保証温度40℃対応製品と組み合わせて、通常よりも空調温度を高くするなど、企業の節電活動を支援できるとのこと。

 インターフェイスは、10Gbps DCB×24、8Gbps FC×8を備え、価格は850万円(税別)から。

 一方、Express5800シリーズ向けの10Gbps CNA(2CH)を合わせて提供され、こちらは54万6000円から。

関連情報