パラゴン、物理環境からシームレスに仮想環境へ移行可能な「Virtualization Manager 11」


 パラゴンソフトウェア株式会社(パラゴン)は16日、サーバー/クライアントPC環境移行を実現するソフトウェアの新版「Paragon Virtualization Manager 11 Server」「同 11 Professional」を発表した。同日より販売を開始する。

 Paragon Virtualization Managerは、稼働中のWindows OSを、異なる構成の環境にも移行できるツール。移行元・移行先が物理・仮想環境を問わないだけでなく、仮想ディスクに対するパーティション操作、コピー、マウント機能などを備え、物理ディスクと同様の操作を行うことも可能という。

 操作は、ウィザードの従って進むだけで簡単に行え、スケジューリングによる操作や複数パーティションの一括P2V(物理環境から仮想環境への移行)もサポート。ソフトウェアをインストールせず、CD起動からも実行できる。

 対応OSは、「Professional」がWindows 7 SP1/Vista SP2/XP SP3で、「Server」ではさらに、Windows Server 2008 SP2/2008 R2 SP1、Server 2003 SP2/2003 R2 SP2をサポート。32ビット版、64ビット版双方に対応する。

 仮想環境は、「Professional」がMicrosoft Virtual PC 2007/Microsoft Virtual PCとVMware Workstation 4.0~7.1、「Server」はこれらに加えてMicrosoft Virtual Server、Hyper-V、VMware ESX(OVF)。

 シングルライセンス版の価格はそれぞれ、「Professional」が9450円、「Server」が5万2500円。このほか「Server」には、99台までのマシンの仮想環境作成をカバーするマルチライセンスパックも、12万6000円で提供される。

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(石井 一志)
2011/5/16 12:17