IaaS「BIGLOBEクラウドホスティング」がSLAを導入~WAFやIPsec VPNも利用可能に


 NECビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は10日、IaaS型クラウドサービス「BIGLOBEクラウドホスティング」において、大企業向けのサービスを強化すると発表した。サービス品質を保証するSLA(Service Level Agreement)を導入するほか、セキュリティの強化を図るという。新サービスの提供は5月25日より開始される予定。

 BIGLOBEクラウドホスティングは、BIGLOBEデータセンター上のシステムリソースやネットワークリソースを、必要な時に必要な分だけ利用できる、IaaS型のパブリッククラウドサービス。こうしたクラウドサービスは、中小企業のみならず大企業でも活用が広がっているが、サービスレベルの確保のために、SLAの導入やセキュリティ強化のニーズがあったという。

 今回BIGLOBEでは、サービス契約条件にSLAを追加し、サーバー稼働率99.99%を保証することにより、サーバーの安定稼働のニーズが高い大企業でも安心して利用できるようにする。また、有償オプションにIPsec VPNが追加され、従来よりもセキュアな環境に適用可能とするほか、NECが開発し、流通業や製造業で多数導入実績のあるWebアプリケーションファイアウォール(WAF)により、情報漏えいやサイト改ざんへの対策も従来以上に行えるとした。

 なおBIGLOBEでは、クラウドサービスの利用によって、自社サーバーの消費電力をなくすとともに、サービス全体におけるサーバーの消費電力を約60%削減できるとの効果を示し、消費電力の削減にも効果的とアピールしている。

 BIGLOBEでは、BIGLOBEクラウドホスティング全体で、今後3年間で累計3000社への導入と、関連サービスを含めた80億円の売り上げを見込んでいる。

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