日本IBM、最大1250万セッションを同時処理できるIPS「GX7800」


 日本IBMは5日、業界最高クラスの処理能力をうたうネットワークIPS「IBM Security Network Intrusion Prevention System GX7800(以下、GX7800)」を発表、出荷を開始した。最小構成価格は3140万円(税別)。

 GX7800はIPSの新製品。ネットワーク処理専用プロセッサ/モジュールの増強、内部バスの広帯域化、搭載メモリの使用可能量の拡大、複数のCPUコアで高度な並列処理を可能にしたプロトコル解析モジュールの強化により、パフォーマンスを向上。最大23Gbps、最大1250万セッションを同時に処理できるという。

 同社のIPS製品では、セキュリティ研究開発組織「IBM X-Force」が調査した脆弱性・攻撃の情報を基に、起こりうる攻撃を検知・ブロックするシグネチャを即座に反映することでゼロデイ攻撃に対処する「Virtual Patch」や、一連のトラフィックフローを追跡・監視して、どのパケットを詳細に解析するかを判断し、解析処理数を動的に変化させる「FlowSmartテクノロジー」といった機能を備えている。

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(川島 弘之)
2011/4/5 16:32