日立、SaaS型コンタクトセンターサービス「CommuniMax コンタクトセンターサービス」


株式会社日立製作所は1月26日、企業や行政機関向けに、ネットワークを介して日立が構築したコンタクトセンターシステムを利用できるSaaS型サービス「CommuniMax コンタクトセンターサービス」(以下CommuniMax/CC)を 日立のクラウドソリューション「Harmonious Cloud」のラインナップに追加。1月27日から販売開始し、4月1日よりサービスを開始する。利用料金は問い合わせに対応するオペレーター席数30席で月額75万円(税抜)から。

 「CommuniMax/CC」は日立のデータセンター内に構築した、コンタクトセンター業務に必要な設備や機能を月額料金制で提供するサービス。日立のIPテレフォニーサーバ「IPTOWER-SPシリーズ(PBX装置)」と日立情報通信エンジニアリング株式会社のコンタクトセンターシステム「iCTNET/IX(CTIサーバー)」などの日立グループ製品を組み合わせて構築した。

 コンタクトセンター業務に必要な構内交換機のPBXやCTIサーバー、IVR装置や通話録音装置などの設備、稼働レポート発行などの機能を月額料金制で提供。オペレーターの席数は、最低30席から、必要に応じて5席単位で変更可能で、最大1500席まで拡張できる。オプションメニューとして、企業や自治体が保有する顧客情報管理システムのCRMサーバーや、株式会社セールスフォース・ドットコムの提供するSalesforceCRMサービスとの連携も提供可能だ。

 日立では導入のメリットとして、問い合わせに対応するための交換機やサーバーなどのシステムを自社内に構築する必要がないことから、必要な時に迅速にコンタクトセンターを立ち上げることが可能なこと、コンタクトセンター業務でのシステムの初期導入および運用コストの低減、運用管理負荷の軽減が見込めることを上げている。
 

サービスの利用イメージ
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