相栄電器、仮想環境向けのデフラグツール「V-locity 2」


 相栄電器株式会社は13日、仮想環境向けのOS最適化ツール「V-locity 2」英語版を販売すると発表した。19日よりボリュームライセンスにて販売する。価格はライセンス数1~19で3万908円/ライセンス、20~49で2万9364円/同、50~99で2万7816円/同。試用版も用意している。

 V-locity 2は、VMware ESXおよびMicrosoft Hyper-V上で動作するWindowsゲストの断片化を解消するツール。独自機能の「InvisiTasking」がシステムリソースの消費状態を注意深く監視し、V-locity 2の処理をコンピュータの空きリソース部分に投入する。このため、デフラグが実行されているか感知できないほどにもかかわらず、常にサーバーのパフォーマンスを最大限に引き上げられるという。

 具体的な機能としては、完全自動処理を実現。インストールしたら後はユーザーが特別な操作をする必要はない。断片化防止機能「IntelliWrite」も備え、ほとんどの断片化(最大85%)を防止する。InvisiTaskingと組み合わせることで、従来のデフラグ方法よりも高い効果を発揮するという。

 また、仮想ディスクの圧縮可能領域を事前に確認できる「Virtual Disk Compaction」も備える。システム管理者はマウスをクリックするだけで、仮想ディスクを選択して圧縮可能。その結果、仮想プラットフォームのストレージリソースを適切に再配置できるとしている。

 動作環境は、ホスト環境としてHyper-Vが動作するWindows Server 2008(R2含む)、またはVMware ESX 3.5以降が必要。ゲストOSは、Windows XP SP2以降/Vista/7/Server 2003/Server 2008(R2含む)。

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