クラウド連携を強化したWSS 2008 R2搭載NASが12月中旬より提供開始に
バッファロー、日本HPなど9社から
マイクロソフト株式会社は17日、NAS専用OSの新版「Windows Storage Server(WSS) 2008 R2」を搭載したアプライアンス製品が、12月中旬より、パートナー各社から順次提供されると発表した。
WSS 2008 R2は、最新サーバーOSであるWindows Server 2008 R2をベースに、NASでの利用に最適化されたストレージOS。64ビットアーキテクチャとHyper-Vをサポートしたことで、仮想環境でも、さらに容易に使用できるようになったという。さらに、SMB 2.1のサポートにより、Windows 7とのネットワークアクセスを高速化可能。電源管理機能の向上も行われ、前バージョンに比べ、電力消費が15%以上削減されている。
また、従来同様Active Directoryによるユーザー管理をサポートしており、Microsoft Online ServicesおよびActive Directory Federation Service(ADFS)を利用すれば、Windows Azureなどのパブリッククラウドと、ユーザー認証の統合を実現可能。あわせて、Hyper-Vの共有ディスク、ホットプラグ/ホットリムーブ機能をサポートするなど、プライベートクラウドへの対応も強化されている。
エディションとしては、エントリー向けの「Workgroup」、ミドルクラス向けの「Standard」、可用性を強化したハイエンド向け「Enterprise」がラインアップされる。
なお、11月17日現在の対応表明パートナー企業は、以下の通り。
- 株式会社アイ・オー・データ機器
- 日本電気株式会社
- 日本ヒューレット・パッカード株式会社
- 株式会社ニューテック
- 株式会社バイオス
- 株式会社バッファロー
- 株式会社ファナティック
- ぷらっとホーム株式会社
- ロジテック株式会社