NEC、Hyper-V 2.0に対応した無停止型サーバー新製品


Express5800/ftサーバ

 日本電気株式会社(以下、NEC)は21日、無停止型サーバー「Express5800/ftサーバ」の新製品を発売した。マイクロソフトの仮想化基盤に対応したのが特徴。10月22日より出荷する。

 Express5800/ftサーバは、CPU・メモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、ハードウェア障害によるシステム停止のリスクを低減した高可用性サーバー。

 新製品では、仮想化基盤「Microsoft Hyper-V 2.0」に対応。従来の「VMware vSphere 4」対応モデルに加えて、ラインアップを拡充した。仮想化基盤上で動作するゲストOS用ライセンスがあらかじめ4本添付されているため、初期投資を抑えてサーバー統合をスモールスタートしたい中堅・中小企業などに最適という。

 また、最新の6コアXeonを採用することで、従来比1.4倍の処理性能を実現。搭載可能なディスク容量も従来比2倍の4.8TBに拡張した。

 ラインアップは、ミッドレンジモデル「Express5800/R320b-M4」とエントリーモデル「Express5800/R320a-M4」の2種類。前者はXeon X5670、メモリレス(最大96GB)、ディスクレス(最大4.8TB)の構成で価格が226万円(税別)から。後者はXeon E5504、メモリレス(最大48GB)、ディスクレス(最大4.8TB)の構成で価格が148万円(同)から。いずれもWindows Server 2008 R2を搭載。10月22日より出荷する。

 NECでは今後、北米、欧州にも順次展開する予定。また、中堅・中小企業における導入を加速するため、仮想環境を新製品上に構築するサービスと新製品をセットにした「仮想化セット ftサーバモデル」も11月に提供する。

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