日本HP、デュアルコアAtomも搭載できる法人向けミニノート「HP Mini 5103」
デュアルコアAtomモデルは6万円台から
HP Mini 5103(エスプレッソカラー) |
日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は2日、Atomプロセッサを搭載した、法人および教育市場向けミニノートPC「HP Mini 5103」を発表した。シングルコアモデルに加えて、デュアルコアAtom搭載モデルも用意されている。価格はシングルコアモデルが3万9900円から、デュアルコアモデルが6万9930円からで、それぞれ9月中旬、10月中旬に販売を開始する予定。
Mini 5103は、法人市場を意識して提供されるミニノートPC。ドライブ暗号化や顔認証機能、各種インターフェイスのアクセス制御が一元的に行える「HP ProtectToolsセキュリティマネージャー」など、従来製品「HP Mini 5102」で提供してきた機能はそのままに、最新のAtomプロセッサを搭載することで、パフォーマンス面を向上させている。
液晶は10.1型ワイドの非光沢タイプを搭載。ソフトウェア機能としては、OS起動時に当日のスケジュールとバッテリ充電状況を表示する「HP DayStarter」、任意のデータを2台のPCで簡単に同期できる「HP QuickSync」などを利用できる。
また、近年IT化への関心が高まっている教育市場向けに、持ち運びに便利なキャリーハンドルを備え、マルチタッチ対応液晶を搭載したモデルを用意。デュアルコアAtom搭載のハイエンドモデル、SSD搭載モデル、エントリーモデルなど、用途に合わせて選択できるよう、全5モデルをラインアップした。筐体カラーは、エスプレッソとレッドから選択可能だ。
主な構成と価格は、Atom N455(1.66MHz、ビデオ機能内蔵)、インテルNM10 Expressチップセット、1GBメモリ(最大1GB)、160GB SATA HDD(7200rpm)、1024×600ドット表示可能な10.1型ワイド液晶、IEEE 802.11b/g/n、Windows 7 Starterといった構成の「N455/10L/1/160/Starterモデル」で3万9900円から。
また、デュアルコアのAtom N550(1.50MHz、ビデオ機能内蔵)、インテルNM10 Expressチップセット、2GBメモリ(最大2GB)、128GB SSD、1366×768ドット表示可能な10.1型ワイド液晶、IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth v2.1、Windows 7 Professionalといった構成の「N550/10H/2/128S/Professionalモデル」は9万4500円から。
インターフェイスは、USB 2.0×2、Powered USB 2.0、アナログRGB、音声入出力、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、SDカードスロットなどを備える。
サイズと重量は、262×180×23.2~31mm(幅×奥行き×高さ)、約1.16kg。標準バッテリは4セルのリチウムイオンで、バッテリ駆動時間は最大4時間。このほか、6セルバッテリも用意されており、こちらは最大9時間のバッテリ駆動に対応する。