日本HP、10.1型液晶を搭載する法人向け小型PC－マルチタッチ液晶モデルも

　日本ヒューレット・パッカード株式会社（日本HP）は2月4日、法人向けノートPC2製品を発表した。10.1型液晶を搭載する小型製品「HP Mini 5102 Notebook PC」（以下、Mini 5102）を2月中旬から、15.6型液晶を搭載するスタンダードな製品「HP ProBook 6540b Notebook PC」（以下、ProBook 6540b）を2月4日から、それぞれ販売開始する。

■10.1型液晶を搭載する「Mini 5102」、マルチタッチ液晶モデルも

HP Mini 5102 Notebook PC

　新製品のうちMini 5102は、アルミニウムとマグネシウム合金製の筐体に、法人向けの独自機能を搭載した小型ノートPC。CPUは、グラフィックス機能を統合したAtom N450（1.66GHz）を、チップセットはインテル NM10 Expressを採用している。ディスプレイは、1366×768ドット表示可能な10.1型液晶を搭載するほか、マルチタッチ液晶搭載モデルも提供される。カラーバリエーションは、黒、赤、青の各色が用意された。

　また企業向けの機能として、HDDの暗号化を行える「Drive Encryption」、内蔵Webカメラを利用して顔認証機能によるログインなどを可能にする「HP ProtectTools」を搭載。メインPCやSDカード/USBメモリとのデータ同期を容易に行える「HP QuickSync」、メールデータやスケジュール、電話帳、仕事リストなどの個人データに、OSが起動していない状態から瞬時にアクセスできる「HP QuickLook 3」、OSを起動せずに素早くWebにアクセス可能な「HP QuickWeb」といった機能も備えた。

　価格は、2GBメモリ（最大2GB）、160GB SATA HDD（7200prm）、Windows 7 Professional、IEEE 802.11b/g無線LAN、筐体カラーが青の「10H/160/Professional/Blueモデル」で5万8800円から。液晶をマルチタッチ対応に、筐体カラーを赤に変更した「10HT/160/Professional/Redモデル」が6万5100円から。なお、Windows XP Professionalへのダウングレードモデルも用意される。

　インターフェイスは、USB 2.0×3、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、SDカードスロット、アナログRGB、音声入出力などを搭載。サイズと重量は262×180×23.2～31mm（W×D×H）、約1.2kg。

　バッテリは4セルのリチウムイオンで、最大約4.5時間の駆動に対応。オプションで、最大約10時間の稼働が可能な、6セルバッテリも用意されている。

■Core i5搭載のスタンダードなノートPC「ProBook 6540b」

HP ProBook 6540b Notebook PC

　一方のProBook 6540bは、1366×768ドット表示可能な15.6型液晶（LEDバックライト付き）を搭載し、デスクトップ代替用途でも利用可能なノートPC。CPUには、Core i5-540M（2.53MHz）を採用し、高い性能を実現。光学ドライブはユーザー着脱が可能なアップグレードベイ対応で、オプションのHDDを搭載することもできる。

　また、企業・法人での導入要件となることが多い、セキュリティチップ「TPM 1.2」を搭載するほか、シリアルポートも備えており、POSレジなどのシリアルポートを備えた業務用機器との接続にも対応可能。Mini 5102と同様、「Drive Encryption」「HP ProtectTools」「HP QuickLook 3」「HP QuickWeb」といった機能も利用できる。

　価格は、2GBメモリ（最大8GB）、160GB SATA HDD（7200prm）、DVDスーパーマルチドライブ、Windows 7 Professional、IEEE 802.11b/g/n無線LANといった構成で13万200円から。Windows XP Professionalへのダウングレードモデルも用意されている。

　インターフェイスは、USB 2.0×4、IEEE1394a、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、ExpressCard/54、メディアカードリーダ、アナログRGB、ディスプレイポート、音声入出力などを搭載。サイズと重量は371×248×35.5～41mm（W×D×H）、約2.7kg。

　バッテリは6セルのリチウムイオンで、最大約5.5時間の駆動に対応する。