NEC、スループットを約7倍に向上させた小型GbEルータ「UNIVERGE IX2105」


UNIVERGE IX2105

 日本電気株式会社(NEC)とNECインフロンティア株式会社は27日、5ポートのGigabit Ethernet(GbE)ルータ「UNIVERGE IX2105」を発表した。スループットを従来比7倍に向上させたほか、消費電力を約2割低減したという。価格は8万1000円(税別)で、10月1日の出荷開始を予定する。

 IX2105は、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×5ポートを備えた小型ルータ。独自の高速フォワーディング技術を採用することで、データ転送速度を従来比7倍となる最大1.4Gbpsに高速化したほか、IPsec通信時にも、従来比2.5倍の400Mbpsの高速スループットを実現した。また消費電力は、従来製品より約2割低減した最大7Wに抑えられており、業界トップレベルの消費電力あたり性能を達成したという。

 筐体は、縦置き、横置き、壁掛け設置が可能なコンパクト型(幅135mm×奥行き196
mm×高さ36mm)で、小規模なオフィス、店舗での利用に最適。動作温度の上限も従来の45℃から50℃に拡大され、設置可能な条件が緩和されている。

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(石井 一志)
2010/8/27 12:07