ファイル交換ソフト「デジ急便」を搭載したアプライアンス製品


 スワットブレインズ株式会社は24日、株式会社シーイーシーソリューションズ(以下、CECソリューションズ)が提供するセキュアファイル交換ソフト「デジ急便」を搭載したアプライアンスサーバー「デジ急便 Appliance Server(以下、デジ急便AS)」を発表した。9月より順次発売する。

 同製品は、セキュアファイル交換をオンプレミスの安全な環境で運用できる製品。デジ急便 Enterprise Edition製品の供給を受け、スワットブレインズ独自のチューニングを施した1Uアプライアンスサーバーとして提供する。

 電子ファイルの外部との送受信は、その対象ファイルのサイズや容量を気にせず、安全・高速に行える。送信する際にはWebブラウザからデジ急便ASのサービス画面にログインし、送信したいファイルをドラッグ&ドロップして指定。ファイル単位でもフォルダ単位でも送信できる。

 あらかじめセキュリティポリシーを設定しておけば、送信に際して自動暗号化することも可能。こうした機能を利用するにあたって送受信者ともに特別なソフトをインストールする必要はなく、インターネット公開セグメントに設置するだけで即座に利用を開始できる。

 同社では、「取引先とファイルを交換したいが、外部のWebストレージサービスを使うのではなく、セキュリティを確保して安全に送受信できるオンプレミス型のソリューションがほしい」というニーズに応えたと説明している。

 価格は、1000アカウント登録モデルで320万円(税別)/台より。販売代理店を通じて提供し、初年度25台、約5000万円の売り上げを見込む。

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(川島 弘之)
2010/8/25 06:00