SBテレコム、コンテンツを統合管理・配信できる「ホワイトクラウド 映像サービス」


ホワイトクラウド 映像サービスの提供イメージ
バンダイチャンネルでのiPhone/iPod touch/iPad画面イメージ

 ソフトバンクテレコム株式会社(SBテレコム)は23日、企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド」の新サービスメニューとして、さまざまなデバイス向けに最適化した映像管理・配信が可能なコンテンツ統合管理・配信プラットフォーム「ホワイトクラウド 映像サービス」を発表した。

 同サービスは、サーバーやストレージなどのハードウェアをはじめ、ネットワーク、配信ソフト、DRM(デジタル著作権管理)、コンテンツ統合管理システムまで、映像管理・配信に必要な機能すべてをクラウド型で提供するもの。

 特長は、配信デバイスごとに最適化された画面インターフェイスで、複数のデバイスに配信する「ワンソース・マルチスクリーン」を実現している点。iPhone/iPod touch/iPad向けの映像配信では、ライブコンテンツ/VOOD(ビデオオンデマンド)コンテンツを、端末の通信帯域の状況に応じて、最適なビットレートを自動選択・切替しながら配信できる。

 統合管理システムでは、多様なコンテンツの管理を一元化できる検索機能を備え、DRMや暗号化に対応することで、セキュアなコンテンツ配信を実現。顧客情報管理、課金・決済、配信設備など顧客独自のシステムや、ホワイトクラウドで提供するほかのサービスとの連携も柔軟に可能なので、新しい収益モデルを創出することも可能という。

 ソフトバンクテレコムが用意する配信設備では、大容量バックボーン内に設置することで安定した大規模配信を実現し、設備の二重化により冗長性にも配慮している。

 すでに、23日に新設されるバンダイチャンネルの「iPad・iPhone・iPod touch向け映像配信『バンダイチャンネル』ベータテストサイト」の映像配信基盤に採用されている。「高い映像品質とDRM技術および低コストが評価された」(同社)とのこと。

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