NEC、性能を最大50%向上させた2Wayサーバー4製品

80PLUS GOLD電源などの採用で省電力性も向上


Express5800/R120b-2
Express5800/T120b-M

 日本電気株式会社(以下、NEC)は7日、x86サーバー「Express5800シリーズ」のラインアップに、2Wayラック型2モデルと、2Wayタワー型2モデルを追加すると発表した。販売は同日より開始する。

 新製品はいずれも、最新CPUであるXeon 5600番台を搭載でき、処理性能を従来比で最大50%向上させた点が特徴。また、80PLUS Gold認定を取得した高効率電源や低電圧版メモリなどの省電力部品、サーバーの稼働状態に応じて消費電力を制御する独自機能などを採用したことにより、消費電力も最大約30%削減されたという。

 また2Uラック型の「Express5800/R120b-2」では、2.5型HDDを従来比1.5倍の最大12台まで搭載できるようにしたほか、高速なデータ転送に対応したSAS HDDもサポートしている。

 さらに、BTOへの対応を強化し、メモリや電源ユニットなど、注文時にユーザーが選択できる項目を増やしたことで、4機種合計のシステム構成バリエーションが従来の104パターンから167パターンへ拡大された。

 価格は、2Uラック型の「Express5800/R120b-2」が28万6000円(税別)から、1Uラック型の「Express5800/R120b-1」が27万5000円(同)から、タワー型の「Express5800/T120b-M」が30万円(同)から、同じくタワー型の「Express5800/T120b-E」が15万1000円から(同)。いずれも、6月30日の出荷開始を予定する。


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(石井 一志)
2010/6/7 15:00