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DNP、セキュリティ監視運用サービスにCortex XSIAMを追加した「統合監視運用サービス」を提供

 大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、パロアルトネットワークス株式会社が提供する、サイバー攻撃などの脅威の検知・対応をAIで効率化する統合セキュリティ運用プラットフォーム「Cortex XSIAM」と、ゼロトラストのクラウドセキュリティソリューション「Prisma Access」を組み合わせた、「統合セキュリティ監視運用サービス」を提供開始した。

 統合セキュリティ監視運用サービスは、DNPが提供中の「エンドポイント監視運用サービス」を拡張するもので、DNPが自社で約4万5000台の情報端末を監視・運用してきた実績と、サービスのユーザーとしての先行活用で得たノウハウを基盤として、より広範囲かつ高度なセキュリティ運用を実現する。

DNPが提供する「統合セキュリティ監視運用サービス」の概要イメージ

 DNPが国内外の拠点でセキュリティ監視・運用を行ってきた実績を基に、Cortex XSIAMの高度なAI分析機能・自動化技術・統合分析能力を検証・最適化した上で最大限に活用する。DNPのこれまでの経験を通じて、実践的かつ顧客の環境に合わせたサービスとして、Cortex XSIAMの導入とセキュリティ運用を実現する。

 DNPは、パロアルトネットワークスのNextWaveパートナー制度の最高ランク「Diamond Innovator」に認定されており、同社の製品・サービスへの深い理解と技術力を生かし、セキュリティソリューションの導入から運用までワンストップで支援する。

 企業・団体などの国内外の拠点を日本国内から24時間365日監視する。日本語と英語に対応し、グローバルに事業を展開する企業などのセキュリティ運用を支援する。

 DNPは、エンドポイント監視運用サービスをはじめとするセキュリティ運用支援に加え、セキュリティ人材の育成も含めた包括的な支援体制を整えている。DNPが運営する「サイバーナレッジアカデミー」では、実践型演習を通じたプロフェッショナル育成に加え、社員や経営層などに対する階層別教育も提供している。これらの施策により、技術面だけでなく組織全体のセキュリティリテラシーの向上を実現し、持続可能なセキュリティ体制の構築を一貫して支援する。

 DNPは今後、サービスをOT領域(工場・設備)まで拡張することで、ITとOTの両領域を横断的にカバーし、企業全体のサイバーリスクを総合的に管理・軽減する「統合セキュリティ監視運用サービス」を目指す。また、セキュリティ関連のコンサルティングから対策製品・サービスの導入、監視運用サービス、サイバーセキュリティ人材の育成までワンストップで提供することで、企業などのセキュリティ課題を包括的に解決し、安全・安心なDX推進を支援していくとしている。