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開発AIエージェント「Jitera」、PDF形式の仕様書や業務資料を取り込んで活用する「PDFインポート」を提供

 株式会社Jiteraは18日、開発AIエージェント「Jitera」において、PDF形式の仕様書や業務資料を直接取り込んで活用する「PDFインポート」機能を提供開始したと発表した。

 「Jitera」は、システム開発・改修を自動化する開発AIエージェントプラットフォーム。既存システムのコードを読み込みシステム構造を分析することで、高精度な設計書を自動生成し、システム開発・改修を効率化してコスト削減につなげられるという。

 今回は、PDF形式のドキュメントを「Jitera」内にインポートし、それをもとにAIチャットやAIコーディング、業務・開発支援を行う「PDFインポート」を新たに提供開始した。図表や画像を多用した複雑な資料や、数百ページを超える大規模なデータでも、PDF内のテキストや画像を保持したまま、情報を欠落させることなく取り込めるほか、WordやPowerPointなどの形式の資料もPDFへ変換することで同様に取り込めるため、幅広いユースケースでの活用が可能とのこと。

 さらに今回は、最大100件のファイルを一括でインポートできる機能が追加されており、手元にある大量の資料をまとめて取り込み、AIを活用した業務や開発に即座に反映できるとしている。

 なおJiteraでは、「PDFインポート」機能の活用例として、既存の設計書や仕様書をそのまま取り込み、AIによるコードやドキュメントの生成に活用したり、操作手順や規定が記載されたPDFマニュアルを取り込み、社内での問い合わせ対応を効率化したり、過去の提案書やプレゼンテーション資料をまとめてインポートし、企画・営業活動のスピードアップに活用したり、といったものを挙げている。

 また今後は、WordやPowerPointなどのOffice形式をはじめ、その他のファイル形式にも対象を拡大する予定とのことだ。