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Microsoftが6月の月例パッチ公開、67件の脆弱性を修正

 日本マイクロソフト株式会社は11日、6月の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開した。マイクロソフトではユーザーに対して、できるだけ早期に修正パッチを適用するよう呼びかけている。

 対象となるソフトウェアは、Windows、Remote Desktop client for Windows Desktop、Office、SharePoint、.NET、Visual Studioなど。

 これらのうち、最大深刻度が4段階で最も高い“緊急”の脆弱性の修正が含まれるソフトウェアは、Windows(Windows 11/10、Windows Server 2025/2022/2019/2016)、Office。修正パッチに含まれる脆弱性の件数はCVE番号ベースで67件、うち最大深刻度が“緊急”のものが10件。

 今月のセキュリティ更新プログラムで修正した脆弱性のうち、「Web分散オーサリングとバージョン管理(WebDAV)のリモートでコードが実行される脆弱性(CVE-2025-33053)」「Windows SMBクライアントの特権の昇格の脆弱性(CVE-2025-33073)」の2件については、更新プログラムが公開されるよりも前に、悪用が行われていることや脆弱性の詳細が一般へ公開されていることが確認が確認されており、マイクロソフトでは更新プログラムの適用を早急に行うよう呼びかけている。