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Javaバージョンアップの影響範囲を特定、オラクルが調査・分析サービス

 日本オラクル株式会社(以下、オラクル)は8日、企業システムにおけるJava基盤のバージョンアップ調査・分析サービスを開始した。

 Javaを基盤とした企業内システムにおいて、公開サポートの最終期限が切れた古いJavaで開発されたアプリケーションを安心して利用するためには、バージョンアップが必要となる。また、現行のアプリケーションサーバーの統合や保守切れによる移行に迫られる場合もある。

 新たに提供する「Java 最適化ファーストステップサービス」では、オラクルのコンサルティング・サービス部門がバージョンアップに際して顧客が抱える課題を抽出し、最新のJava環境への移行を最適化する提案を行う。

 具体的には「Java SE」と「Java EE」の課題を解消するため、はじめにバージョン間での差異をソースレベルで机上調査し、結果報告および次のアクションを提案。これにより、ユーザーはバージョンアップの実現可能性や修正規模を把握し、影響調査にかかる負担を軽減できるという。

新サービスの提供項目と期間

 オプションサービスとして、サードパーティ製フレームワークのライブラリ依存調査、アプリケーションサーバー製品間およびバージョン間の差異調査なども提供する。

川島 弘之