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東陽テクニカが無線LAN環境調査・設計ツール、IEEE802.11acに対応

 株式会社東陽テクニカは、IEEE802.11acネットワークを適切に設計しトラブルシューティングを実現する米Fluke Networksの「AirMagnetシリーズ」を、9月10日から販売する。

 AirMagnetシリーズは、Wi-Fiネットワークの調査・解析を目的としたツール。今回リリースする「AirMagnet Survey Pro」と「AirMagnet WiFi Analyzer」は、無線LANの高速データ通信規格であるIEEE802.11acによるWi-Fiネットワークの事前設計や導入を迅速化する機能を提供する。

 具体的に、AirMagnet Survey Proの「プランナー機能」により、必要なアクセスポイントの数量、設置場所、構成内容をシミュレートし、IEEE802.11acネットワークの容易な設計を支援する。同じく「サーベイ機能」により、IEEE802.11acアクセスポイントを導入した際の利用可能エリアを視覚化。実際のネットワークパフォーマンスを測定し、これも視覚化できる。

 また、IEEE802.11acの通信をモニタリングするための解析用アダプタも提供。AirMagnet WiFi Analyzerとアダプタを使用してキャプチャおよびモニタリングすることで、IEEE802.11acネットワークのさまざまな問題を特定できる。セキュリティ面での脅威を検出かつ分類し、証拠として通信状況を記録することも可能という。

 価格は、IEEE 802.11acの机上設計シミュレーションや、IEEE 802.11ac機器を対象とした信号調査が可能なAirMagnet Survey Proが64万8000円(税別)。解析用アダプタによるパケットキャプチャ、IEEE802.11ac接続性確認が可能なAirMagnet WiFi Analyzerが64万8000円(同)。それぞれ年間200式の販売を目指す。

川島 弘之