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竹中工務店の約3000台のiPad利用環境、ソフトバンクテレコムが構築

 ソフトバンクテレコム株式会社は26日、株式会社竹中工務店にiPad Air/iPad mini Retinaディスプレイモデルなど約3000台が導入されるのに合わせて、DR(Disaster Recovery)に対応したセキュアでシームレスなiPad利用環境を構築・提供すると発表した。

 竹中工務店は、iPadからシームレスに社内システムへアクセスし、関係者と情報共有。顧客ニーズへの迅速・的確な対応と生産性の向上を目指す。

 ソフトバンクテレコムは、iPadから社内システムにアクセスする手段として「ホワイトクラウド セキュアリモートアクセス」、インターネットにアクセスする手段として「ホワイトクラウド セキュアインターネットアクセス2」、それらを利用する際の認証サービスとして「ホワイトクラウド PKIプラットフォーム」「ULTINA RADIUS認証プラットフォーム」を提供。セキュリティを確保しながらシームレスにイントラネット・インターネットを利用できるようにする。さらに、これらの設備を冗長化することでDRに対応し、災害などで障害が発生した際の業務継続性を向上させる。

 竹中工務店に納入されるすべてのiPadは「ビジネス・コンシェルデバイスマネジメント」によりリモートで一元管理される。紛失・盗難時もデータ遠隔消去やパスコード設定などのセキュリティ対策をすべてのiPadに適用できるほか、アプリのインストール状況をリアルタイムに確認することで、iPadの私的利用を防止できる。会社で必要なアプリを一斉配信することも可能という。

 ソフトバンクテレコムは、竹中工務店のiPad運用を全面的にサポートし、同社のICT活用による業務改革を支援するとしている。

川島 弘之