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PFU、紙文書の電子化を効率的に行える5つのパッケージ

証憑管理向けシステムの画面イメージ

 株式会社PFUは30日、紙文書の電子化と活用を効率的に行えるドキュメントソリューションをパッケージ化し、容易に導入可能な「PFUドキュメントファイリング・シリーズ」として提供すると発表した。同日より販売開始する。

 「PFUドキュメントファイリング・シリーズ」は、ドキュメントソリューションを容易に導入できるよう、サーバーやスキャナといったハードウェア、データベースやファイリングソフトなどのソフトウェアと、スタートアップサービスを合わせ、ワンストップで提供するパッケージ。日々の作業の中で多くの紙文書を使用している業務の中から、導入効果が高いと考えられる、「契約書管理」「通知・通達文書管理」「貿易帳票管理」「人事帳票管理」「証憑管理」の5つの業務を対象に製品化された。

 スタートアップサービスでは、PFUが持つ多くのドキュメントソリューションの構築実績を生かして、顧客企業の利用環境に応じたシステム導入を行うとのこと。導入にあたっては、PFUの文書情報管理士により、管理対象にあたる文書分類を含め、体系立てて管理できるように設計。その上で、利用するための環境をインストールおよび設定するとした。

 スキャナについては、PFUの業務用イメージスキャナ「fiシリーズ」との連携に対応。また、契約書などの袋とじされている文書に対しては、オーバーヘッド型のパーソナルドキュメントスキャナ「ScanSnap SV600」を用いて、冊子をめくるだけで簡単に電子化できるようにする。

 標準構成の価格は、契約書管理向けのシステムが390万円、証憑管理向け、貿易帳票管理向け、人事帳票管理向けが各396万円、通知・通達文書管理向けが632万円。

 なおオプションサービスとして、「印紙税節減対策」「ワークフロー」「他システム連携」「仕分OCR」の各サービスも提供される。これらは、いずれも個別見積もり。

石井 一志